7夜「賃貸宇宙」都築響一

 

 

 

TOKYO STYLEに感激して第二弾がでたわぁと思い購入。2001年の本だけど失われた20年とかいわれているから書かれている家賃とかはそうかわってないはず。他人の生活をこういう形でのぞくことの楽しさといったら結構楽しい。

撮影スタイルが4×5でしぼりまくって長時間露光の間にタングステンライトかデイライトを全体に照射させているみたいな話を聞いたことがある。今ならデジカメでポチッと押せば360°。それではこの企画のありがたみは違ってくるんだろうなぁ。

chintai

 

6夜「建築設備集成 宿泊施設」空気調和・衛生工学会

早速以外の発生。実務書に近い本の登場。けど絵というか図と表は多い本。

厨房の話から空気調和の話、サウナの話も載ってて頼もしい。メンテの話を建築計画と絡めて詳しくしてくれるとより助かった気がするが、そこまで設計屋がまとめきれていない実情の反映か。

下の表で話をすると、エネルギーを喰う建築施設はホテル、病院、デパートとなっている。デパートは販売している物で決まると思うし、病院の整備は建築とはまた別の世界の物の要素が強い。ホテルは「設備がいい」というのは売りの一つになる所なので勉強しがいのあるところ。

hotel

5夜「軍艦島全景」O Project

軍艦島を活動期、ほったらかしの廃墟期、整備された観光地化期に分けるとしたら、ほったらかしの廃墟期後半の写真が集められ解説のついたいい本。

正直私は整備された観光地化期に軍艦島観光をして、ほったらかしの廃墟期にいくチャンスはあったのにいかなかったことを後悔してるたちで、この写真集は非常にうらやましい。写真からではあるけど高密度集住がどんな物だったかが伝わってくる。実際いって体験したかった。現在の軍艦島観光では整備されたきれいなルートから眺めましょうねなので、高密度集住を体感することなど不可能。この本はその悔しさを緩和してくれる写真と解説からなっている。

gunkan

 

4夜「Sketch Plan Build」Alejandro Bahamon

建築ができる過程で生まれたスケッチを見るとテンションがあがる。だからこの手の本が大好き。ただ注意しないといけないのは出来上がった後からねらって作ったスケッチもあると思うのでその辺の見極めも必要だ。この手の本を見続けていると、実際設計をしているとその見分けはつくようになる。

かっちり描く人もいれば絵が下手な人も、ふにゃふにゃした線を引く人も入れば、はっきりと迷い無く描く人も。やっぱり一番痛いのは狙った物を後から作成した様に見えるスケッチを持ってくる人。

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3夜「それいけ!!珍バイク」ハンス・ケンプ

ベトナムでのバイク(カブ)で巧みに荷物を運ぶ姿を取り集めた写真集。作家はバイクの後ろに乗り並走して横から撮影するスタイルをとっていたようだ。

ベトナム旅行もしたしえげつない量のバイクもみたし、私自身バイクで運んでもらったりもした。そこいらでこの巧みな配送が行われていたかとそうでもなかった印象がある。私のベトナムバイクの印象は、極端なまでに日焼けを嫌う女性のバイクの運転する姿だ。ここまでの数の巧みな物流風景を並べられるとすごい。

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2夜「イスラム 空間と文様」石元泰博

タイトルは「空間と文様」となっているが写真家は文様に見せられている。すごい情報量の文様。470ページの大型本ということもあり圧倒される。文章分を読んでみるとこの本の作成過程でページ数も写真の量も増えていったようだ。インドの物も中国の物もイスラム建築であることをこの本で知る。冒頭に磯崎新の文章があり、平面図も載っているので建築的な期待をさせるのだが、写真は文様が中心であり空間ははかりにくい。幾何学的な建築を幾何学的に撮影しているためなのかただの建築写真とはひと味異なる仕上がりになっている気がする。

1夜「S M L XL」Rem Koolhaas

昔から書籍はこつこつと自炊していた。雑誌とかを捨てて整理するため。そのときはなにも思わなかったが、別の意図で購入したiPad Air 128GBに1536×2048に編集し直したjpegで書籍を入れてみると、ビジュアルな本をかなりな速度でページがめくれてフラッシュ読みしていける。持っている重さも申し分無い。これはと思いiPad Airに自炊した物を入れていこうと新しくスキャンしたのが建築学生時代お世話になったこの本「S M L XL」。

重さ2.5kg、1300ページのスキャンをしてわかったのは、重い本は本棚の飾り、重い本ほど自炊すれば読む見るようになる。

どういう本かというと実はRem Koolhaasというオランダの建築家の作品が載ったポートフォリオ。それも学生の頃の作品込み。1300ページのボリュームにだまされていた頃はそれが解らなかった。1300ページを数分でスキャニングできるようになってそれが初めて解った。

学生の頃、デザインした線はどういう物かを非常に参考にさせてもらった本。

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「絵の多い本 千夜千冊」始めます

絵が多い本のいわゆる自炊が実務書と雑誌をのぞいても300冊ぐらいになったので「絵の多い本 千夜千冊」企画を始めたいと思います。

私自身は建築とプログラムの仕事をしており、写真は結構な趣味でして、平面デザインが好きで、囲碁を少しばかりたしなんでおります、その方向の本が多くなりそうですが、基本ルールは

  • 絵が多い本
  • 自炊してから読む
  • 雑誌と実務書は省く

です。

本家は同一作家のかぶりなしだったと思います。それをすると厳しいかもしれませんが、ルールには当然例外があるという前提で続けていきます。

wwwaku.comはサーバーのログがパンパンになり1年ほど止まっておりました。サーバーも移転し http://wwwaku.com/blog_part3/ を新たに作成し復活しました。よろしくお願いします。